令和5年度 校長挨拶

   

本校は、高知県西部に流れる日本最後の清流「四万十川」流域に位置する四万十市にあります。四万十市の中心街は、土佐一條氏によって京都を模した碁盤の目状に区画されており、土佐の小京都とも言われ、毎年11月に行われる一條大祭は土佐の三大祭にも数えられ、歴史的にも情緒のある地域となっています。また、近海ではホエールウオッチングも楽しめるなど、山、川、海と大自然に恵まれた地域です。

 本校は、昭和47年に高知県西部の唯一の知的障害養護学校として開校し、令和3年度に、開校50周年を迎えました。西部地域の知的障害のある児童生徒の自立と社会参加をめざし、個性と能力を活かしながら主体的に行動できる子どもの育成に取り組んでいます。本校では知的障害に加え、肢体不自由のある児童生徒、日常的な医療的ケアを必要とする生徒も在籍するなど、在籍する児童生徒の実態は多様化しています。

社会が加速度的に変化し、将来の予測が困難な時代を迎える中、主体的に社会の変化に対応し、生きていく力が求められています。児童生徒一人一人が自ら課題を見つけ、解決し、主体的に生きていくことができるように、学び続ける子どもの育成を大切にしていきたいと考えています。

本校では、今年度、これまでに培った様々な教育実践の成果を踏まえ、4つの重点項目を軸として教育活動を展開してまいります。

〇単元計画作成による授業のPDCAサイクルを回す仕組みを授業改善や教育課程の改善につなげる。(令和5、6年計画)

〇卒業後の豊かな生活につなげるための「地域で働く生活」を考えた教育内容づくりを行う。

〇障害による苦手さや困難さにICTを活用して効果的に学ぶ児童生徒を育成する。

〇子どもに向き合う時間、自分自身を高める時間の確保と、一人一人の力が生かせる職場づくりを行う。

児童生徒がもてる力を自ら発揮して社会に参加し、豊かで健康的な人生を送ることができるよう取組を進めます。

令和5年5月から新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、教育活動もできることが広がってきています。どのような状況にあっても児童生徒一人一人が自分らしい人生を歩んでいくことができるよう、保護者・地域・関係者の皆さまとの会話を大切にし、教職員一同全力で取り組んでいきたいと考えております。皆様のご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。

                          令和5年5月吉日   校長  原 由香

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