自然環境コース2年生、本日は地元大正の森林組合さんに研修へ行かさせてもらいました。
作業道を車で行くこと5分。
北ノ川の現場で本日の流れを説明していただき、研修に突入です。
あのショベルカーのようなものは何ぞや?
スイングヤーダと呼ばれる集材が得意なマシンだそうです。
写真ではわかりにくいですが、ワイヤーがアームの部分から出ておりまして、集材架線として機能します。
枝の付いたままの丸太を斜面で移動させるというのはおそろしく労力と時間がかかるんですが、これにかかるとあっという間です。
次に玉切り(丸太状にすること)のやり方を学びました。
3mから4mのまっすぐな材をとれるように丸太を見立てていきます。
もう一台ハーベスタという機械もありました。
こちらは伐倒された木を枝払いして3m,4mという規格に玉切りするマシンです。
このマシンを使わず手ノコで玉切り作業をするとどうなのか?
実践してみました。
写真ではかなり細い末口ですが、太いところは20㎝以上ありました。
だいぶ体が温まってしまったところで高性能林業機械にご登場願いました。
ハーベスタ.MTS(動画が再生されますがファイルサイズが大きいのでご注意ください)
う~ん、これはすごい。
あっという間に玉切りされてしまいますね。
そしてこの玉切りされた丸太は北ノ川貯木場へ。
サイズごとに選別されていきます。
ここで月に1~2回セリが行われているそうです。
そして丸太として販売できない材は集成材工場へ。
集成材に加工する過程で発生する端材やおがくずは集めてボイラーへ投入しているそうです。
そのボイラーの熱を使って材を丁寧に乾燥させて含水率8%にしているとのこと。
完全オーダーメイド対応でいろんなものを作っているところを見学させていただきました。
山からどのように木が木材となり、自分たちの手元へ届いているのか?
生徒たちは具体的にイメージをつかむことができたことでしょう。
四万十町森林組合のみなさん、お忙しいなか本当にありがとうございました。