学校案内
高知県立中村高等学校 校長 浦田賀洋
本校は、明治33年に高知県立第二中学校分校として開校され、昭和24年県立中村高等学校として新発足し、本年度(令和6年度)で創立124年を迎える歴史と伝統ある高知県西部地区の中心校です。平成14年には、県立中村中学校を併設し、中高一貫校としても歩んでいます。
近年の生徒たちを取り巻く情勢は今、目まぐるしいほどに進化を加速させています。少子化・高齢化・過疎化に加え、感染症対策で生活環境も一変しました。しかし、中村高校の生徒が、これらに臆することなく、ゆるぎなき不動の信念と新しい創造、不断の努力を大切にしながら日々成長していくことを願っています。子どもは地域の宝です。その宝を預かっているのが学校です。まだまだ粗削りではありますが、皆さんと連携し磨きをかけて、いずれ「地域の未来を担う人材」となることを願って、教育活動を推進してまいります。今後とも、温かいお声かけとご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
旧制中学校以来の「不動不休」の精神を教育の基本とし、中高一貫の6年間の生徒の切磋琢磨をとおして、豊かな心と知性を身に付け、未来を切り拓く人材を育成する。
本年度の教育重点目標
1 重点項目
中村中学校・高等学校の存在価値を高め、地域の期待に応えるため、学力の向上と社会性の育成に、チーム中村として組織的に取り組んでいく。
2 目指す学校像
(1)すべての生徒が安全に安心して学び、活動できる学校
(2)すべての生徒が自分の居場所を見つけ、役割を感じられる学校
(3)生徒、保護者、地域、教職員がつながる学校
(4)故郷を愛し、故郷の未来を担う若者が育つ学校
(5)教職員がワークライフバランスを実感し、仕事に充実感を得られる学校
3 目指す生徒像
(1)学ぶ意欲と挑戦する気持ちを持ち、自分を高められる生徒
(2)自分のこと、地域のこと、自分と地域の将来のことを語れる生徒
(3)故郷や自然、仲間を大切に「つながる」意識を持ち、地域の未来を担う生徒
(4)規範や規律を意識し、基本的な生活習慣が身に付いた生徒
・地域の進学や部活動の拠点として、中高連携や学科間の横断的な取組により教育内容を充実させ、地域をけん引するリーダーとなる人材を育成する。
・県西部の進学をけん引する拠点校として、中高6年間の探究的な学びを通じて新しい時代に求められる資質と能力を備え、地域の未来を切り拓くリーダーとなる人材を育成する。
◇グラデュエーション・ポリシー
・学ぶ意欲を育み、主体的に学ぶ力を育成します。
・部活動等の自主活動を奨励し、自ら実行する力を育成します。
・探究学習を通して、次の5つの力を育成します。
①情報収集力、②課題発見力、③連携力、④思考と判断、⑤表現と発信
・勉強力・実行力・探究力をバランスよく育成します。
◇カリキュラム・ポリシー
・2年生からのコース制(人文型・自然型)により進路選択に対応します。
・2年生からより深く学べる希望制の特別進学クラスを編成します。
・総合的な探究の時間では自分・地域・未来についての探究学習を行います。
・英語の授業では「ラウンドシステム」による繰り返し学習を行います。
・文化祭・体育祭などの学校行事や部活動の一部は中高合同で行います。
◇アドミッション・ポリシー
・自己の夢や目標を実現したいという強い意思を持った生徒を募集します。
・自主的かつ意欲的に学習への取り組みができる生徒を募集します。
・部活動や生徒会活動等にも熱心に取り組める生徒を募集します。
・基本的な生活習慣が身に付いている生徒を募集します。
・素直でやさしく、思いやりを持った行動ができる生徒を募集します。