企業技術者による技術指導第2弾!
前回は間伐木の選定方法を四万十町森林組合から講師をお招きして指導していただきました。
今回も森林組合から講師に来ていただいて、前回選定した木を伐採しました。
まずは安全のために準備していただいたチャップスを装備します。
チェンソーがもしも足にふれても、中の繊維が絡みついて歯の回転を止めるそうです。
ということでチェンソーを使ってみます。
ちょっとわかりにくい写真ですが、受け口をつくっています。
倒したい方向につける切れ込みです。
この後、反対側からチェンソーで追い口をいれます。
で、「倒れるぞ~」となるわけですが、なにせ間伐です。
ダダーンと倒れてはくれません。
他の立木に枝がかかってしまう『かかり木』状態になってしまいます。
で、どうするかというと
フェリングレバーなる道具で木を回転させながら枝をずらしていくんですね。
他にもバンドと間伐材の先端部でつくった棒でこんな風にまわしたり・・・
これを倒した後は枝を払い、2mずつ玉切りしていきました。
その後は人力でトラックに積み込みます。
初めて扱うチェンソーの威力におっかなびっくりなところもありました。
かかり木の処理に想像以上のエネルギーを費やしていたりもしました。
でも見上げればお空が見えます。
これで周囲の木が成長しやすくなり、充実した材になるわけです。
一人一本。
合計10本程度を倒しただけですが、周囲は明るくなりました。
伐採した材は大正集成材工場に運ばれ、乾燥させてもらうことになっています。
ご指導いただいた森林組合のみなさま、ありがとうございました。
次回、第3弾は大正集成材工場で指導していただくようになっています。
次回もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
以上、チェンソーの音が響き渡る学校演習林よりお送りしました。