学校紹介

 津野山地域中高一貫教育

 梼原中学校と東津野中学校、梼原高校の3校は、連携をとりながら特色ある学校づくりのために教員や生徒の交流等を深めていく。
 さらに、中高一貫教育の推進にあたり、6年間の中で計画的・継続的な教育活動を行うことにより、生徒の学力向上、個性の伸長、郷土愛の育成、地域の発展に貢献できる人材の育成をめざす。


地域

 本校は高知市から車で90分、松山市からも車で90分という高知県の西北部、愛媛県との県境の町、梼原町にあります。梼原町は、雄大な四国カルスト高原を有する四国山地の山間地帯に属し、四万十川の渓谷と急峻な山々に囲まれた町であり、面積236.45㎢ 、そのうち 91%が森林、人口は 3,494人 高齢化率44.1%の町です。(H31.3月末住民基本台帳)

 梼原町は、明治の大合併により、6つの村が合併し、村を区として残し、それぞれの文化や特性を残し引き継いでおり、56の集落が存在し、集落の道路や河川清掃などの奉仕活動や地域の祭りといった行事が行われています。
 また、新国立競技場の設計で知られる 隈 研吾 氏が設計した施設が現在6施設存在し、近年、注目度が高まり、多くの方が来町されます。(雲の上の図書館、梼原町総合庁舎、雲の上のホテル、雲の上のギャラリー、まちの駅「ゆすはら」、YURURIゆすはら) 

 地域の教育「自信あふれる梼原人を育てる教育」

 梼原町では、保幼小中高を連続したものと捉え、保幼連携型こども園としての広い視野での育成や、学校間の壁をなくした「教育課程の編成・実践」、「指導方法の工夫・改善」などを通じた仕組みづくりと、一貫性を持った継続的な学校運営の充実を図り、「未来を担う梼原人」の育成に取り組んでいます。この取組を確実なものとするため、保幼小中高の管理職員で組織する「園長・校長・教頭会」を町教委教育長、課長、一貫教育センター長の参加のもと、毎月1回の定例として実施し、取組の進捗状況や最新の教育情報などの共有を行っています。

 また、子どもたちの声が響く活力あるまちづくりと、梼原高校、地域及び行政の連携を深め、文武両道の人づくりを進めるため、梼原町から梼原高校野球部等の各種部活動、梼原ディスカバークラブや海外留学への助成など、「魅力ある高校づくり」に力強い支援をいただいています。

 

 生徒数の変遷

 本校の令和2年度在籍生徒数は124人(1年生41人、2年生42人、3年生41人)で、17年ぶりに各学年2クラスとなった昨年度に続き各学年2クラスとなっています。内訳は、連携中学校の梼原中学校からは65人(52%)、東津野中学校からは16人(13%)、連携中学校以外が43人(35%)となっています。

 遠隔地の生徒も多く、寄宿舎の活用は欠かせません。入寮者は男子39人、女子9人、合計48名(令和2年6月時点)となっており、男女、各20人定員の孝山寮(第1寮)ではまかないきれず、町の協力を得て、越知面地区に旧幼稚園を改修したシェアハウス(第2寮)をお借りして2寮体制で運用しています。
 次の図は、本校の在籍者数が過去最少となり、学校、地域、行政が学校存続の危機感を持った平成18年からの入学者数の変遷と、地域と一体となった特徴的な取り組みを併せて表したものです。
                     (梼原町教育委員会作成資料より)