高知工科大学の出前授業を受講しました
23年11月2日実施
高知工科大学の2人の先生を西高校にお招きして、2年生の理型の生徒を対象に、出前授業をしていただきました。
本日は、百田佐多生准先生(環境理工学群)の『放射線の正体とその応用』新田紀子先生(ナノテクノロジー研究所)の『ナノの世界』の2講座を開講。
百 田先生の講座では、連日、新聞やテレビで報道されている「放射線」について、その原理や危険性について理解を深めました。また、非破壊検査や品種改良など に「放射線」が活用されていることも知り、多くの生徒が「放射線」を単に恐れるものとしてではなく、その実体をしっかりと学ぶ必要性があるものとして認識 したようです。
新 田先生の講座では、いろいろな生物や人工物を電子顕微鏡で撮影した写真を見て、ナノメートルの世界に魅了されました。また、「ナノの世界」は、映像の観察 や診断といった利用にとどまらず、携帯電話やパソコン等の小型化にも貢献している「ナノテクノロジー」としても利用されていることを知り、その可能性や奥 深さを感じ取ったようです。
23年11月11日実施
先 週に引き続き、高知工科大学の先生を西高校にお招きして、2年生の理型の生徒を対象に、出前授業をしていただきました。今回は、化学分野と地学分野の2講 座を開講、松元信也教授(環境理工学群)には『糖の甘さの違いがわかりますか?』、高木方隆教授(システム工学群)には『宇宙技術で地球を測る』という テーマでお話をしていただきました。
松元先生の講座では、ショ糖、ブドウ糖、果糖の製造方法や構造の違い等をお聞きした 後、3種の糖の官能検査を各自が行い、その甘さの違いを体験しました。また、その後の甘味質の表現を通して、表現することの難しさや大切さ学ぶとともに、 企業では糖の種類による微妙な差を商品設計に活かしていること等を学びました。
高 木先生の講座では、地球の形を測る、位置を測る、時間を測る等「測る」ことは、宇宙技術をベースにしていることを学びました。そして、日本の宇宙技術、身 近な宇宙技術とお話しは進み、後半のモンゴルやパキスタンでの現地調査における体験談では、研究の背景にある各国の生活や文化をも知ることができました。 「生きる力」、「学ぶこと」の大切を再認識し、宇宙の「平和」に思いをはせた講義でした。