盲新聞を作りました!
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6.校内環境について
6.校内環境について
1 本校で学習をするにあたって
見えない、見えにくい幼児児童生徒や教職員の方々が安全に移動できるよう、また、分かりやすい環境になるように、いくつかの決まりがありますので紹介します。
廊下の移動で人同士がぶつからないように、校内の廊下は、右側を通行することや誰もが安全に学校生活を送ることができるように、廊下に物を置かないこと、立ち話はしない、ドアは全開または全閉にするなどのルールがあります。
教室や校内の物や教材の位置は置く場所を決めています。事前に知らせて混乱や危険がないようにしています。
2 校内の環境について
視覚障害のある児童生徒が学習や生活をしやすくするために、校内にはランドマークとよばれる目印があります。また、個人の見やすさに対応するために、室内の照明の光の量を調節できるようになっています。掲示物や扉なども色のコントラストに配慮し、分かりやすくしています。
3 ランドマーク
(1)誘導チャイム
盲学校の生徒昇降口には、誘導チャイムを備え付けており、玄関入り口の場所をチャイムで知らせています。
(2)誘導ブロックと警告ブロック
盲学校周辺には安心して通えるように点字ブロックがたくさんありますが、敷地内にも歩きながら足で触れて方向がわかるように点字ブロックを敷設しています。校内でも廊下の交差点付近には誘導ブロックがあります。
写真の①は玄関前の点字ブロック、②は廊下の誘導ブロックです。
① ②
(3)誘導手すり
校内全ての廊下の両側には誘導手すりが付いており、触れながら移動します。階段の手すりには触れるとその階が何階かわかるように手すりの端に横のラインが入っています。(1階には1本、2階には2本など)
4 色のコントラスト
(1)エレベーター
何階にいるのかがすぐ分かるように、階によって扉の色が変えられています。ドアの位置が分かるように、壁は淡い色、ドアは濃い色になっています。
1階:白色の壁に濃い青色のドア
2階:薄いピンク色の壁に赤色のドア
3階:薄い水色の壁に黒色のドア
(2)トイレ
トイレの場所を分かりやすくするために、扉の色が濃い色になっています。また、男女等で扉の色が異なります(男性:青、女性:赤、多目的:緑)。トイレの表示やマークも見やすいように、濃い色の背景に白字で表示しています。
(3)食堂
食堂の入り口を入ると、床に黒い誘導ラインがあり、それに沿って歩くと、手洗い場に着くようになっています。
(4)階段
階段などの段差のある場所の手前には床との違いが分かる色の警告ブロックがあり、階段の段端に黒いラインがあることで、見やすく安全に上り下りができます。
(5)掲示物
黒い背景と白文字にすることで、弱視の人も無理することなく、楽に見ることができます。 例)日課表、カレンダー、名札 など