魅力ある梼原高校を創る会

 魅力ある梼原高校を創る会の設立

 平成12年少子化等による梼原高校存続の危機が現実問題となり、東津野村(現津野町)及び梼原町の行政機関や教育関係者による梼原高校の魅力化のための対策が協議された。その席で高等学校の努力だけではなく、地域をあげて支援する必要があるという機運が高まり、平成13年に「魅力ある梼原高等学校を創る会」が発足し、現在に至っています。

 ①  学校存続 
   梼原高校が学校再編計画に組み込まれないように、生徒数を確保する。
 ② 社会生活で信頼される学力を保障する。
 ③ 人権や環境等の諸課題に積極的に関わり、地域社会に貢献しようとする人間性を養う。
 ④ 卒業時の進路100%を果たす。

 

「 魅力る梼原高校を創る会 」の実施事業による魅力化

① 生徒表彰制度

 

 日頃の学習活動において、不断の努力により著しい成果をあげた生徒に対し、成績優秀賞・成績努力賞・ボランティア活動賞・生徒会活動賞・功労賞を設ける。

 がんばれば必ず評価される達成感を得ることにより、すべての学習活動において生徒の意欲が向上し、目標に向かってあきらめずに努力することができる。さらにそのような生徒が増えることで、学校全体の評価が高まり生徒数増加が期待される。

  ○  平成29年度: 個人54人、団体2件
  ○  平成30年度: 個人50人、団体 該当なし
  ○  令和元年度 : 個人34人、団体1件


② 教職員研究推進(先進校視察)

 

 中高一貫教育先進校を視察し、6年間を見通した指導体制や授業、進路指導等を学び、連携強化の参考とする。
 中・高の教員が高等学校卒業時のイメージを共有し、6年間の連続した教科指導体制を構築することにより、生徒の学力向上を図ることができる。また、キャリア教育の推進を念頭におき、目的意識を明確化させるとともに、習熟度別授業や学年別指導目標を設定するなど、多様な生徒への対応や授業改善の取組に活かすことで、教職員組織全体の指導力を高める。

  ○  平成29年度
  ・平成29年度教員研修プログラム派遣「教育研修セミナー」(駿台教育研究所)
 

・関西研修:関西大学、京都産業大学

  ○  平成30年度
  ・聖学院中高等学校(ICT活用先進校)・埼玉県教育委員会等訪問
  ・徳島県立那賀高等学校訪問(ドローン教育先進校)
 

・愛媛県立野村高等学校訪問(補習体制の視察)

  ○  令和元年度
  ・広島県立祇園北高等学校訪問(ICEモデル教育先進校)

 

③ 地域文化振興

 

   家庭クラブや美術部、また総合的な学習/探究の時間等において地域の素材を生かした特産品などを製作し、土産品として販売する。
 これらの活動は地域興につながり、高等学校及び津野山地域の文化活動が活発になるとともに、生徒の地域文化に対する理解とその意識向上等が期待できる。

  ○  平成29~令和元年度
  ・地元特産物を利用したお菓子の開発 

 

④ 海外生徒派遣研修

 

短期留学(高知県教育委員会主催「高知県海外派遣プログラム研修」に参加生徒への補助、〉

  ○  平成29年度: 該当者なし
  ○  平成30年度: 4人
  ○  令和元年度 :

3人

  長期海外派遣研修(1年間)への補助 
  ○  平成29年度: 1人(ニュージーランド)
  ○  平成30年度: 該当なし
  ○  令和元年度 : 1人(ニュージーランド) 現在留学中 

 

⑤ 学校広報活動

   地域みらい留学」や移住促進フェアー等に参加するような生活の場を地方に求める生徒、保護者に対して、地域と協働し、豊かな自然と伝統文化の中で特色ある教育活動を展開する本校の魅力を紹介し、充実した教育活動を継続していくために必要な生徒数を確保する。
 また、こうした生徒の入学により生育文化の異なる生徒がともに学習することで、視座を高め視野を広げたり、新しい視点を得ることができたりと、相互に刺激しあい、良い効果も期待されるし、異なる視点からの発想から地域振興への効果も期待される。


⑥ 夢プラン

   各種企業・専門学校・短大・大学等の専門的知識を有する人材を招聘し、全校生徒及び保護者対象のガイダンス等を実施し、キャリア教育の推進を図る。
   大学・短大・専門学校・企業等が実施する、生徒の進路目標を明確にするための活動に参加することで、希望進路の実現を図る。
   高大連携交流授業等に参加し、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力の向上を図る。
    新入生の錬歩会(龍馬脱藩の道)を実施し、体力強化、忍耐力の育成、クラスの団結と仲間づくり、相互支援(助け合い)による豊かな心の育成を行う。
    梼原高校の存続に向け、先進校の視察、広報活動等を行い、寮も含めての教育活動の一層の充実を図る。

 

⑦ 学校・校種間交流活動

 

ゆすはら子ども園との「お茶摘み」、「芋ほり体験」実施の必要経費支出。

 お茶摘みや芋ほりなどの体験活動をこども園の自動とともに行うことで、農業に対する自信と誇りを持つことができるだけでなく、意欲と自信につながり、さらには連携教育の発展につながることが期待されます。