交流園と遠足

11月16日金曜日、幼稚部ひまわり組の2人は、小高坂保育園の友達と一緒に高知市鏡方面へ遠足に行きました。

保育園から、上町のバス停まで2列で並んで歩き、乗合バスで鏡の終点まで行きました。乗り合いバスに乗る経験はあるものの、大勢の列の中で歩調を合わせて遅れないように、信号や行きかう自転車にも気を配ることは大変そうでした。でも、5歳児らしく、自分で考えながらがんばっていましたよ。

バスを下りて坂道を登って行くと、かがみ保育園の小さな友達が待っていてくれました。黒ピカどんぐりがある所を案内してくれ、湿った枯れ葉の中から、しいのみよりふっくらした服でこするとピカピカ光沢が出る貴重などんぐりを一生懸命探しました。宝探しみたいに夢中になっていました。あちこちから「みつけた!」「あった!」と喜ぶ声。ろう学校の2人もビニール袋に宝物のお土産が入っていました。よかったね。

そこから本番です。

小さな友達と別れ、人が一人しか通れないような細い急な山道を、時には這いつくばりそうになりながら、トトロの森のようなところをへとへとになるくらい歩きました。普段なら見つけて喜ぶドングリも細道に転がり過ぎて、足が滑る迷惑な代物です。栗のいがもじゃまなくらい落ちていて中身を気にすることもなくなってしまいました。おいしそうに熟れている柿を見上げる余裕もなく、滑らないように気を付け、置いて行かれないように必死でついて行きました。

明るいところに出ると、眼下に鏡ダムで堰き止めた鏡湖が見渡せました。

とてもいい空気と景色を味わいながら、お弁当を食べることにしました。お弁当を開けたとたんにっこりする子どもたち。かわいい子どもの顔のおにぎりや、仮面ライダーのおにぎりをお互いに見せ合っておいしそうに食べきりました。お母さん、朝早くから作ってくださってありがとうございました。1個だけ持って来るおやつだけど、同じお菓子を持って来ているお友達が何人もいて、「おんなじ!」とびっくりしていました。お菓子は友達や先生にあげてはもらって、いろいろ味わい、気持ちも行きかいました。自由にかかわる時間もたっぷりあり、静かな自然の中で声を聞き取ることが容易だったこともあり、交流園の友達とお話ししたり、遊んだりする様子が見られました。

下り坂も厳しく、尻もちをついたり小走りになりながらダムまで移動できました。

広場でじゃんけん陣取りをして遊ぶころには水筒のお茶も全員空っぽになってしまいました。

帰りのバスでは、先生が「静かに、小さな声で。」と言わなくてもみんな無口でした。お昼寝もなく、いっぱい歩いて遊んだからですね。交流のいい思い出になったと思います。

この記事について

この記事は、2012年11月19日に掲載したものです。

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